近年、地球温暖化が進む中、気候変動により大型化した台風や頻発する局地的豪雨による大量の雨水が、河川及び下水道管路施設等の流下能力を超え、国民の生命と財産を脅かす甚大な浸水被害が全国で多発しています。
政府および地方自治体では、これらの浸水被害から、国民の安全・安心を確保する一つの方策として、雨水貯留槽の建設が進められています。
従来より、ボックスカルバートによる1000m3以下の小規模な雨水貯留槽の建設は行われてきましたが、1000m3以上の中・大規模の雨水貯留槽への対応として7種類の部材により構築し、内部が梁・柱構造の「PC雨水貯溜槽アグア」を開発し、平成7年3月に熱海市で第一号を施工したのを機に、平成7年4月に全国の20社により日本雨水貯溜システム協会を設立しました。
その後実績を積み重ね、平成12年12月に一般財団法人 土木研究センターにおいて建設技術審査証明を取得して技術の優秀性を実証しました。また、近年は宅地造成等に伴う洪水調整池として「PCaオープン調整池」を開発、コスト削減、工期短縮が図れるなどが認められ、年々実績が増えています。
さらに、ボックスカルバートと床版だけで貯留量1,000m3を超える大型の雨水貯溜槽が構築できる新ボックス型アグアは、優れた施工性による工期短縮と部材の集約による経済性を追求して開発した新製品で、一般財団法人 先端建設技術センターにて建設技術審査証明を取得しています。
当協会の取り扱い製品である「PC雨水貯溜槽アグア」,「ボックスカルバート型雨水貯溜槽」,「PCaオープン調整池」,「新ボックス型アグア」から、貯留量、現場条件、敷地形状などに合わせて選択して頂けます。
協会名 | 日本雨水貯溜システム協会 |
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所在地 | 東京都中央区築地1丁目8番2号 |
TEL | 03-3542-1201 |
FAX | 03-3542-1207 |